AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。
目次(vol.29)
1. Valve社ゲイブ・ニューウェル、NFTやメタバースについて語る
2. Matterport CEO、メタバースは「我々が当初から目指していたもの」
3. 「メタバース」や「NFT」、Google トレンドでは下落傾向
Valve社ゲイブ・ニューウェル、NFTやメタバースについて語る
ゲームプラットフォームSteamやVRヘッドセットVALVE INDEXで知られるValve社。その共同創業者、ゲイブ・ニューウェル(Gabe Newell)氏がブロックチェーンやNFT、メタバースをどう考えているかについて、Forbesが他メディアも引用しながらまとめています。
ニューウェル氏は昨今のブロックチェーンやNFT、メタバースなどの盛り上がりについて懐疑的な立場であることを率直に語っており、Forbesはその姿勢を肯定的にとらえています。
Matterport CEO、メタバースは「我々が当初から目指していたもの」
デジタルツインプラットフォームを展開するMatterport(マーターポート)のCEO、R.J.Pittman(R.J.ピットマン)氏は2022年2月中旬、米Yahoo!ファイナンスのビデオインタビューに出演。メタバースは「私たちが当初から目指していたもの」と語りました。
インタビュアーの「メタバース分野においてMatterportはどのような立場にいると思うか」という質問に対し、ピットマン氏は「(メタバースは)我々が最初から取り組んできたビジネスであり、現在もいいポジションにいる」とコメント。さらにAmazonやMetaとの協業、2022年1月のEnview買収などについても語り、今後も今までの方針で事業を推進・成長させていく姿勢を見せました。
「メタバース」や「NFT」、Google トレンドでは下落傾向
Googleトレンドのデータから、「メタバース」や「NFT」のワード検索が2022年に入ってから下落傾向にあることがわかりました。特に「NFT」の検索トレンドは大幅に下がっています。「メタバース」の地域別検索トレンドでは、1位トルコ、2位中国、3位シンガポールとなっており、僅差でキプロスやレバノンが名を連ねています。
(参考)COINTELEGRAPH