AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。
目次(vol.30)
1. 米石油大手シェブロン、メタバース関連の商標申請
2. レッドブル、メタバース&NFT関連の商標申請
3. FCバルセロナ、メタバース&NFTに参入表明
4. グッチ、謎のNFTプロジェクトを発表
5. 米ドラッグストアCVS、NFT関連の商標出願
米石油大手シェブロン、メタバース関連の商標申請
米国の大手石油会社シェブロン(Chevron)が、メタバースおよびNFT関連の商標登録を米国特許商標庁(USPTO)に出願していることが明らかになりました。出願は2022年3月2日に行われており、申請内容には自社名のほか、ガス・再生可能エネルギー製品・コンビニ向け商品のデジタル版、およびNFT関連の商標が含まれています。
(参考)Finbold
レッドブル、メタバース&NFT関連の商標申請
オーストリアのエナジードリンク大手・レッドブル(Red Bull)は2022年3月3日、メタバースおよびNFTおよびメタバース関連の商標登録を米国特許商標庁(USPTO)に出願しました。
申請内容には社名ロゴのほか、NFTやメタバース関連の内容が含まれます。カテゴリは飲料のほか、衣類・スポーツ用品・金融取引サービス・暗号資産(仮想通貨)などにもおよんでいます。
(参考)Finbold
FCバルセロナ、メタバース&NFTに参入表明
スペインのプロサッカーチーム・FCバルセロナが、メタバースやNFT分野に進出する計画を明らかにしました。同クラブの会長であるジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)氏は2022年2月28日、ゲストとして招かれたMWC 2022において以下のように語っています。
「ここ最近、NFTやメタバースといったブロックチェーンの製品やサービスが注目されている。クラブの価値に合ったデジタル製品を会員やファンに提供し、非常に興味深い感情体験を生み出せるはずだ」。
ラポルタ氏はまた、近日中にFCバルセロナ初のNFTアイテムを提供するための研究をしていることも発表。ただしその詳細については語られませんでした。
(参考)Bitcoin.com、CoinPost
グッチ、謎のNFTプロジェクトを発表
イタリアのファッションブランド・グッチが、NFTプロジェクト「10KTF Gucci Grail」を発表しました。同社のオンライン コンセプトショップ「VAULT」で専用ページが公開されています。
同NFTプロジェクトはNFTアイテムブランドの10KFTとのコラボレーションによるもの。どのようなNFTアイテムなのかは明らかにされていませんが、10KFTはこれまでにもスニーカーやバッグなどのNFTデジタルアクセサリーを発行しており、今回もなんらかのファッションアイテムであることが期待されます。アイテムの詳細は3月23日公開予定です。
(参考)Vogue Business
米ドラッグストアCVS、NFT関連の商標出願
米大手ドラッグストアチェーンのCVSが、NFT関連と思われる商標登録を米国特許商標庁に申請していることが明らかになりました(2022年2月28日付)。
出願内容にはバーチャル処方薬、健康関連商品などの商標が含まれるほか、NFTやクリプトコレクティブル(暗号化されたデジタルアイテム)に関する記述も含まれていますが、本件についてCVS側は特段の発表はしていません。
(参考)CoinDesk