AR/VR業界のみならず、さまざまな業界を巻き込んで話題の「メタバース(metaverse)」。「メタバース通信」では、メタバースに関する世界中の最新情報をキャッチアップ。人々の新たなコミュニケーションや経済の場になるであろうメタバースを形作る、さまざまな情報をコンパクトにまとめてお伝えします。
目次(vol.25)
1. メタバース業界、投資するならアップル?
2. The Sandbox、約58億円のアクセラレータープログラムを実施
3. NAVER Z、メタバースクリエイター向けに約115億円のファンド設立
メタバース業界、投資するならアップル?
2022年1月26日、カナダの経済メディアFinancial Postは「Forget Meta, here’s the one metaverse play that’s hiding in plain sight」(Metaのことは忘れろ。メタバースに乗っかりたいなら、すぐ見つかる場所にいいのがひとつあるじゃないか)と題した記事を投稿しました。
同記事では、いまだ製品を出していないにも関わらず、メタバース関連企業としてアップルの存在感が大きいことを指摘。同社の安定した財政基盤などを引き合いに、VR/AR製品の成功・失敗に関わらず、アップル株を買うのは悪くないはずだと論じています。
(参考)Financial Post
The Sandbox、約58億円のアクセラレータープログラムを実施
ブロックチェーンメタバース「The Sandbox」は2022年1月26日、総額5,000万ドル(約58億円)のアクセラレータープログラムの実施を発表しました。ベンチャー支援を手がけるBrincと提携して、メタバース関連スタートアップへの投資やサポートを行います。
同プログラムでは3年間で30~40のスタートアップ支援を目標にしているとのこと。プログラムへの参加応募はすでに始まっており、2022年第2四半期からプログラム第1期が開始される予定です。
(参考)Animoca Brands
NAVER Z、メタバースクリエイター向けに約115億円のファンド設立
3Dアバターアプリ「ZEPETO」を運営するNAVER Zが、ZEPETOのクリエイターを対象にした1億ドル(約115億円)のファンドを今後数か月以内に設立することが明らかになりました。
同ファンドは、ZEPETOのUnityカスタムパッケージを利用してワールド作成に取り組む制作スタジオが主な対象。また、個人クリエイターにも門戸が開かれており、優秀なクリエイターには現金による報酬も用意しているとのことです。
(参考)TechCrunch