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投資 2022.03.07

相次ぐメタバースや暗号資産への投資、2億ドル規模のファンドが続々組成

様々な業界で「メタバース(metaverse)」、また付随してNFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)や暗号資産への注目が高まっています。投資ファンドにもその傾向が見られ、世界で相次いでメタバースや暗号資産のファンドが発表されました。

メタバースや暗号資産等へのファンド設立続く

本記事で取り上げる3つの投資ファンドについて、公開された投資金額は合計で7.4億ドル(約850億円)に上ります。

中でも最大のものはルクセンブルクのHiro Capitalが発表したHiro Capital IIで、総額はおよそ3.4億ドル。eスポーツ、クリエイター向けプラットフォーム、メタバース等に関するシードラウンドやアーリーステージの企業に投資します。最初の投資先は、2022年4月に発表予定です。なおHiro Capitalは過去に「BOXVR」の開発スタジオFitXR、「Moss」のPolyarc Games、バーチャルサイクリングのZwiftなどに出資してきました。

米国・サンフランシスコのHack VCは、2億ドルを投じ「仮想通貨とシード(ラウンド向け)のファンド」を組成します。仮想通貨やブロックチェーン、いわゆる「Web3」に関するアーリーステージのスタートアップが対象で、ファンドには世界最大のベンチャーキャピタルであるセコイアも出資します。またイスラエルのサイバーセキュリティーに関するベンチャーキャピタルファンド、Cyberstartsは同じく2億ドルのファンドを発表しました。シリーズA,Bラウンドの同国内企業を支援する方針です。同ファンドは、これまで暗号通貨に関するセキュリティー企業などに出資しています。

各国で進む投資

2022年1月以降、グーグル、韓国政府等大規模なメタバースへの投資がみられています。今後もメタバース分野に集まる資金の動きに要注目です。

(参考)Crunchbase


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