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医療・福祉 2018.11.01

英医療VR企業、米大手総合病院と提携しVR手術シミュレーション開発 140万ドル調達

VRトレーニングとデータ分析技術のプラットフォームを手がけるイギリスのFundamentalVR社は、米国のメイヨー・クリニックと提携し、手術のVRシミュレーション及び教育コンテンツを共同開発すると発表しました。また同社が、投資会社から140万ドル(約1.5億円)の資金調達を行ったことも明らかになっています。

VRで手術のトレーニング

今回のパートナーシップは3年間の契約です。同社はメイヨー・クリニックの医師、データサイエンティストらの協力を得て、新たなシミュレーションコンテンツ「Fundamental Surgery」の開発、評価、検証を行います。メイヨー・クリニックはこの「Fundamental Surgery」をアリゾナ、フロリダやミネソタなどにある複数のセンターに導入済です。

「Fundamental Surgery」では専用のコントローラーを用い、手術のVRシミュレーションを行います。様々な器具を正確に再現し、医師のトレーニングを助けるものです。

最高の知識を入手

FundamentalVRのCEO、Richard Vincent氏は「今回のメイヨー・クリニックとの協業により、当社の開発を劇的に加速することができます。また、手術に関する最高の知識を入手することも可能です」と話しています。そして、「触覚フィードバックと高い没入感を備えた我々のプラットフォームは既に、スキル向上の新しい方法を提供できることを示しています。当社は、このプラットフォームが米国をリードする医療機関の1つに認められたことを誇りに思います」と述べました。

FundamentalVRは今回のパートナーシップを通じてメイヨー・クリニックの専門家とコネクションを持ち、VRプラットフォームを教育や評価の分野へ拡大したいと考えています。この目標に向けて、同社は一般的な外科手術から患者固有のものまで、幅広いコラボレーションを計画しています。

医療トレーニングへのVR活用事例は、こちらの記事でも紹介しています。

(参考)Road to VR
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