ペンタブレットなどを展開するメーカー・ワコムは、VR空間で使用できるペン型デバイス「Wacom VR Pen」を発表しました。VRヘッドセットと組み合わせることで、VR空間で3Dデザインが可能になります。
ワコムはペン型VRデバイスの開発を2018年4月から行っています。このプロジェクトは「クリエイターの制作活動に貢献する新たなVRツールを提案する」として始動。2018年時点のプロトタイプのデザインは、手で握って使用するコントローラー型のデザインでした。
今回発表された製品版では、デザインはコンパクトになり、グリップ上部にはトリガーボタンやスクロール用の機構が搭載されています。11月20日に公開された動画からは、筆圧を検知する機能やタブレットを使用してデザインできる様子が確認できます。
VR向けペン型デバイスはLogitechなども開発
VR向けのペン型デバイスはLogitechなども取り組んでいます。Logitechのデバイスは主に3Dモデル制作ツール「Gravity Sketch」やVRペイントツール「Tilt Brush」といったアプリケーションでの使用が想定されています。