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業界動向 2023.07.31

独シーメンスが産業メタバースに20億ユーロ投資、電通グループが「Roblox」と提携 ー 週間振り返りXRニュース

「週間振り返りXRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VRやAR、MR、そしてメタバースに関する最新情報をギュッと縮めてお届けします。

1.独シーメンス、産業用メタバース分野に20億ユーロを投資。デジタルツインを活用した製造拠点新設も(7.21)
2.電通グループ、毎日6,600万人以上が遊ぶメタバース「Roblox」とパートナー契約。没入型広告やIP誘致を推進(7.26)
3.メタバースプラットフォームcluster、教育機関での利用を無償化。ガイドも無料公開(7.25)
4.Appleが「Vision Pro」開発者向けサポートを発表。東京にラボ開設、開発キット提供も(7.26)
5.「Roblox」開発者・クリエイター向けウェビナーが8月3日に無料開催。講談社や電通グループ企業も登壇(7.25)

独シーメンス、産業用メタバース分野に20億ユーロを投資。デジタルツインを活用した製造拠点新設も(7.21)


ドイツの製造業大手シーメンスが、産業メタバース分野の大規模投資計画に着手しました。機械・装置の動作状況をリアルタイムに表示し、生産ライン監視や製造プロセスの可視化を図ります。さらに、デジタルツインを製造拠点の計画立案にも導入予定です。発表会にはシュルツ独首相が登壇するなど、ドイツ国内で8.6万人を雇用する同社の注力度が伺えます。

電通グループ、毎日6,600万人以上が遊ぶメタバース「Roblox」とパートナー契約。没入型広告やIP誘致を推進(7.26)


電通グループがRobloxとパートナーシップ契約を締結しました。The Gang Groupなどの専門企業と並んで、グローバルな提携先として「優先パートナー・プログラム」にも参加します。電通グループ内のR&D組織らが連携し、没入型広告フォーマットの共同開発、ゲームクリエイターとの協業、日本の有力IPホルダー誘致などを進めます。

メタバースプラットフォームcluster、教育機関での利用を無償化。ガイドも無料公開(7.25)


教育機関でメタバース「cluster」を無償利用できるようになりました。運営会社のクラスターはガイドラインで「事前相談なしでOK」の利用目的・範囲を示しているほか、教育者向け教材「Cluster Educators Guide」を無料配布しています。学生主体の授業・部活なら無料ですが、商用利用や大規模な学外イベントは事前相談が必要です。

Appleが「Vision Pro」開発者向けサポートを発表。東京にラボ開設、開発キット提供も(7.26)


Appleが空間コンピュータ「Vision Pro」開発者向けサポートの申込受付を始めました。アプリ品質や互換性評価ドキュメントを公開したほか、東京を含む世界6都市にラボを開設。デベロッパキットも配布します。既存OS向けアプリの改修や「visionOS」向けアプリ開発の支援が受けられます。ラボやキット利用には、開発者アカウント登録や利用規約への同意が必要です。

「Roblox」開発者・クリエイター向けウェビナーが8月3日に無料開催。講談社や電通グループ企業も登壇(7.25)

「Roblox」における開発・制作をテーマにした、無料ウェビナーが開催されます。Roblox日本法人のほか、講談社、DEVLOX、電通グループ、FANY、ロブラボなど、関連企業のメンバーがRobloxの最新動向や各種事例を語ります。Mogura VR News編集長の久保田 瞬も出演予定。参加費は無料です。申し込みはこちらから。

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