7月25日、Appleが「Vision Pro」開発者向けサポートの申込受付を始めました。アプリ品質や互換性の評価ドキュメント公開、東京を含む世界6都市へのラボ開設、デベロッパキット配布などが行われています。これらを通じて、「Vision Pro」のOSである「visionOS」向けアプリ開発に必要な支援が受けられます。
既存OS向けアプリの改修・展開をサポート
Appleから発表された内容は、「既存OS向けアプリの互換性確認、「Apple Vision Pro デベロッパラボの開設」「デベロッパキット配布」の3つです。
既存OS向けアプリの互換性確認
「既存OS向けアプリの互換性確認」は、visionOS向けアプリの評価項目と、互換性チェックリストに対応したガイダンス文書・動画です。visionOSシミュレータによる試用のほか、iPhone/iPadのカメラ機能、GPS機能などに依存したアプリに代替機能やその他の改修を推奨しています。これらのガイダンスに準拠した場合、該当するアプリをVision ProでAppleに直接評価するようリクエスト可能になります。
Apple Vision Proデベロッパラボの開設
「Apple Vision Proデベロッパラボ」は東京を含む世界6都市に開設され、「Vision Pro」を実際に使用し、各種アプリの動作テストができます。申し込みには「Apple Developer ProgramまたはApple Developer Enterprise Programのメンバーであること」「18歳以上であること」に加え、「現在開発中の新しいvisionOSアプリ、または既存のiPadOS/iOSアプリが必要」です。
デベロッパキット配布
「デベロッパキット配布」はVision Pro上でビルド、イテレーション、テストを行うために、Vision Proの実機を貸与する取り組みです。Vision Proのセットアップ、UIデザイン・開発のガイダンス、ソースコードレベルのサポートリクエスト(追加で2件)も受けられます。申し込みにはApple Developer Programのアカウント、利用規約の同意、申請書の提出が必要です。
(参考)Apple