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業界動向 2023.07.10

中国通信大手が「メタバース同盟」設立、GoogleがARデバイス開発プロジェクトを中止か ー 週間振り返りXRニュース

「週間振り返りXRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VRやAR、MR、そしてメタバースに関する最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.中国の移動体通信大手が「メタバース同盟」設立、ファーウェイやシャオミ、XREALやUnity参加(7.05)
2. Google、ARデバイス開発プロジェクトを中止か 今後はサードパーティー向けプラットフォームへ注力?(7.03)
3.Nianticがレイオフ実施、NBAやマーベルとのコラボタイトルもキャンセル。主力タイトルに集中(6.30)
4.米メジャーリーグが「バーチャル球場」、7月8日から一般公開(7.06)
5.英国が核融合発電所開発に産業メタバース活用。現実では検証困難なシミュレーションに期待(7.04)

中国の移動体通信大手が「メタバース同盟」設立、ファーウェイやシャオミ、XREALやUnity参加(7.05)

中国通信大手のチャイナ・モバイルが、ファーウェイ、HTC、XREAL、Unity Technologiesら24社と、メタバース開発の業界アライアンスを設立すると発表しました。業界標準の確立やリソース共有を行います。上海市も年間500億元(約1兆円)の収益化を狙う「メタバースツーリズム」計画を発表するなど、今後の中国の動向に注目が集まっています。

Google、ARデバイス開発プロジェクトを中止か 今後はサードパーティー向けプラットフォームへ注力?(7.03)

Googleが、ARグラス開発プロジェクト「アイリス(Project Iris)」を中止した模様です。同社は現在、Android向けのXRソフトウェア開発を進めているとみられ、サムスンとのXRプロジェクトも発表しています。今後はハード分野から、強みであるソフト分野へ軸足をずらし、AR事業を継続すると推測されます。

Nianticがレイオフ実施、NBAやマーベルとのコラボタイトルもキャンセル。主力タイトルに集中(6.30)

「ポケモンGO」を手がけるNianticが、従業員230人を解雇しました。併せてLAスタジオの閉鎖と、ゲームアプリの制作中止も発表。今後は主力タイトルや、開発者向けARツールの開発に注力します。またデバイス分野へ進出する可能性も示唆しており、今後も事業再編は続くと予測されます。

米メジャーリーグが「バーチャル球場」、7月8日から一般公開(7.06)


メタバースプラットフォームを開発するImprobableは、米国メジャー・リーグ(MLB)初のバーチャル球場「MLB’s Virtual Ballpark」をリリースしました。アバター交流やミニゲーム、試合観戦も可能です。「スポーツ×VR」分野は、ソニーも大手チームと協業した実証実験を進めており、巨大エンタメ市場のVR展開に関心が高まっています。

英国が核融合発電所開発に産業メタバース活用。現実では検証困難なシミュレーションに期待(7.04)

英国原子力公社(UKAEA)は、産業メタバースを活用した、核融合発電に関する実証プロジェクトを発表しました。デジタルツイン上で、モデリングやシミュレーションを実施。現実では難しい核融合型発電所の試作開発を行います。

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