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業界動向 2019.02.04

毎年恒例のVR市場成長予測が発表、中国で大規模なバーチャルアイドルファンド立ち上げ – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

2019年も1月が終わり、2月第1週は2018年の統計やVR/AR/MR業界のまとめを中心に、多くのVR/AR/MR/VTuberに関するニュースが報じられました。毎年恒例となったアメリカの調査会社・SuperdataによるVR市場成長予測や、2018年度のVRヘッドセットの売上データなどが報告されています。2019年には新しいVRヘッドセット「Oculus Quest」などが発売されることから、どのようなVRヘッドセットの人気があるかは注目したいところです。

また、VR技術を使った医療分野では「疼痛軽減やがん研究」などのビジネス活用についてもまとめられています。医療向けAR/VRは米国を中心に導入が進んでおり、活用範囲の規模と質の両面において進化を続けています。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

2018年末、VRヘッドセットの売上は好調 最も売れたのは…?

主にゲーム業界でのリサーチを手掛けるアメリカの調査会社Superdataが、2018年から2022年にかけてのVR/AR/MR市場の成長予測を発表しました。2022年のVR/AR/MR市場は、2018年の約66億ドル(約7,000億円)と比較して、442%拡大した約340億ドル(約3.7兆円)規模に達するとの予測を発表しています。

VRによる疼痛軽減やがん研究、ARで大麻の医学的な情報提供 – 起業家医師から見た医療×VRのいま

医療向けAR/VRは米国を中心に導入が進んでおり、活用範囲の規模と質の両面において進化を続けています。今回は疼痛治療やがん研究の場でのVR活用、そしてカナダにおける大麻の詳細な医学情報の提供などにARが活用されている事例をピックアップしています。

サムスン、曲面パネル採用のVRヘッドセットを特許申請 視野角180度以上

サムスンが米国特許商標庁に提出した、広範囲FOV(視野角)を実現した新型VRヘッドセットの特許が、2019年1月24日に公開されました。今回特許公開された新型VRヘッドセットは、ディスプレイに曲面OLED(有機発光ダイオード)を採用し、最低180度の視野角を実現します。

中国企業が合同でバーチャルアイドルファンド立ち上げ 1億元規模の投資や産業構造形成、3Dアバターの統一規格「OpenVIM」普及狙う

2019年1月7日、中国・北京にて、「夢よ輝け・バーチャルアイドル発展ファンド メディア交流会(点亮梦想・虚拟偶像发展基金媒体畅谈会)」がKilaKilaにより開催されました。

同社の創設者および取締役社長である劉子正氏は、Weibo、KilaKila、奇光影業、HIDII嗨的、超次元など、10以上の企業と合同で中国国内初となるバーチャルアイドル発展に向けたファンド立ち上げを発表。合計約1億人民元(約16億円)規模の投資を行うことに加え、「各種育成計画および人材発掘により産業構造を作り上げ、バーチャルアイドル業界の成長を促進させる」計画を明らかにしています。


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