3月2日、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」が、OSC(Open Sound Control)に対応しました。これにより、現実空間での情報をリアルタイムで反映するVRコンテンツの制作等が可能となります。
「バーチャルキャスト」は、株式会社バーチャルキャストが運営・開発するメタバースコミュニケーションサービスです。各種VRヘッドセットに対応しているほか、ニコニコ生放送、SHOWROOM、YouTube Live等との連携機能を有します。また「バーチャルキャスト」では、アバター用のアイテムやワールド背景などVRコンテンツをユーザーが自由に制作できます。
OSC対応でバーチャルと現実をより連携しやすく
今回発表されたOSC(OpenSound Control)は通信プロトコルの一種。様々なアプリケーションやハードウェアで、リアルタイムに相互通信を行うための規格です。「バーチャルキャスト」は今回のOSC対応により、現実空間での情報をリアルタイム反映できるVRコンテンツの制作が可能になります。
ベータ版では、「リアルの自分の心拍数をメタバース空間内で表示する心拍計」や「MIDIキーボードと連携して、メタバース内のピアノが演奏に合わせて光るメタバースピアノ」など、OSCを活用した様々なアイテムがユーザーによって制作されました。
バーチャルキャストによれば、「リアルの天気を反映したメタバース空間、リアルの舞台装置から照明を操作できるメタバースステージ、スマート家電(照明、エアコン、カーテンなど)と連動するバーチャルアイテムなど、アイデア次第で様々な制御に応用できます」とのこと。現実空間とバーチャル空間を連携させた新たなコンテンツの登場が期待されます。
(参考)プレスリリース