南フロリダ大学(University of South Florida)のテニス部はSense Arenaと提携しました。本提携により、南フロリダ大学テニス部は、本格的にVRトレーニングを導入します。
スポーツ向けVRトレーニングを開発
今回、南フロリダ大学テニス部と提携したSense Arenaは、チェコに拠点を置くスタートアップです。2017年に創業し、VRトレーニングのプラットフォームである「Sense Arena」の開発・運営を行っています。2018年にはアイスホッケー向けのVRトレーニングを発表。複数のプロチームに採用される等の実績を持ちます。
Sense Arenaが今回提供するテニス向けVRトレーニングは、独自に開発したテニスラケット型デバイスと、VRヘッドセット「Meta Quest 2」を使用します。この専用ラケットはグリップ感覚やスイングの際の抵抗感を再現できるため、「まるでコートで練習しているかのような練習が可能」とのこと。また騒がしい観客席や片側が日陰になっているコートなど、実際の試合で直面しうる条件を設定・体験できます。
メンタルを鍛えるツールとして期待
南フロリダ大学テニス部はNCAA(National Collegiate Athletic Association、全米大学体育協会)に加盟しており、Sense Arenaのテニス向けVRトレーニングを取り入れた初のNCAAのチームとなりました。
テニス部女子チーム責任者のCristina Moros氏は「テニス向けVRトレーニングは、心を鍛えたい、脳を鍛えたい、テニスのメンタル面に本当に焦点を当てたい、という要求に応えるための最適なツールです」と語っています。
(参考)Axios