アラブ首長国連邦(UAE)のマジッド・アル・フッタイムは、ドバイ初のバーチャルモール「Mall of the Metaverse」の立ち上げを発表しました。リリース時期は非公表ですが、複数のテストを経て「まもなくサービス提供を開始する」とのことです。
大手スーパーから映画館まで
マジッド・アル・フッタイムは、中東・アフリカ・中央アジアにおいてショッピングモールや小売店、レジャー施設などを運営する企業です。同社は、ドバイで開催された世界政府サミット(World Government Summit)において、バーチャルモール「Mall of the Metaverse」の構想を明らかにしました。
Mall of the Metaverseは、メタバースプラットフォーム「Decentraland」に開設され、世界的大手スーパーマーケットのカルフールを始め、映画館、アパレルショップ、サムスンのオンラインストアなどが出店します。
ドバイは2022年7月、世界トップの「メタバース国家」になることを目指した国家戦略を打ち出しており、UAEの持株会社であるマジッド・アル・フッタイムのメタバース参入は、同戦略と関連するものと予想されます。