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投資 2021.06.22

中国テンセント、ハンドトラッキングのUltraleapへ5,000万ドル出資

中国の大手IT企業テンセントによる、ハンドトラッキング技術のUltraleap(旧名Leap Motion)への出資が報じられました。報道によれば、テンセントの傘下ベンチャーキャピタルであるImage Frame Investmentは、UltraleapのシリーズDラウンドで5,000万ドル(約55.2億円)を出資する計画。この資金調達ラウンドの総額は、2億4,000万ドル(約265億円)近くに上ると見られています。

コントローラー不要のトラッキング技術

Ultraleap社は“コントローラーを使わず、手の動きで操作できる”ハンドトラッキング技術を開発しています。超高解像度を謳うVarjoの「XR-3」などで採用されています。
最新世代の「Gemini」では、手のオクルージョンや認識の開始が改善されました。

一方のテンセントは、ゲーム制作エンジン「Unreal Engine 4(UE4)」を提供するエピックゲームズの株式の40%を保有することで知られます。またMRデバイスのNrealへの間接的な出資や、2017年には「Snapchat(スナップチャット)」を手がけるSnap Inc.の株式も購入しています。今回のUltraleapへの出資は、VR/ARに関連する領域にかける、テンセントの意気込みの現れと言えるかもしれません。

(参考)Next Reality


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