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活用事例 2019.12.26

5GとARで体感する“スポーツの未来”、高校バスケでソフトバンクが提供

12月23日から29日にかけて、東京都調布市の森 総合スポーツプラザで行われている「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」。ソフトバンクは同大会において、Nreal社のMRグラス「NrealLight」を使ったAR試合観戦体験、および5G通信のプレサービスを行っています。


(試合会場である武蔵野の森 総合スポーツプラザ)

同様の取り組みは今年8月にさいたまスーパーアリーナで開催された「バスケットボール日本代表国際試合International Basketball Games 2019」でも行われていました。

MRグラスを通じて現実の試合光景に情報を付加


(MRグラス「NrealLight」を装着して試合観戦。グラスに接続されたスマートフォンで各種操作ができる)

NrealLightを装着してのAR試合観戦では、観客席から見ている実際の試合の光景に、コートサイドと両バスケットゴールの3カ所に設置したカメラによる別視点の映像が重ねて表示され、自由に視点を切り替えながら観戦できます。

(MRグラスを介さずに観戦する通常の試合光景)


(NrealLightを介して見ると、試合のスコアを始め、別視点からの映像、両チームの学校名、選手の名前やポジションなどの情報が表示される)

映像の操作はNrealLightに接続したスマートフォンで行います。「カメラ選択」のボタンでは、AR映像の中央上部にある映像の視点を3台のカメラで切り替えられるので、観覧している場所から遠いサイドで試合が進んでいる場合でも選手たちの動きを追うことができます。


(選手たちが反対サイドに行っているときはカメラ視点を切り替えて試合観戦)

また、「応援ボタン」を押すと、手前にある大砲から弾が発射され、AR映像上の「応援ゲージ」が増加。応援の大きさに応じて映像が変化するので、他の観戦者と応援の量を競いながら、より白熱した試合観戦ができます。


(応援ボタンを押すと手前にある大砲から弾が発射。応援が優勢だと学校名が大きくなる)


(スマートフォンの操作画面。カメラ切り替えボタンと、両チームの応援ボタンがある)

試合中には他にも、点が入ったときには花火が打ち上がったり、いいプレイが出たときには「GOOD PLAY」などの表示があったりと、ARならではの演出で試合観戦がより楽しめるようになっていました。


(花火などの演出でより楽しく試合観戦ができる)

5G回線を利用してタブレットへもデータ配信

また、5G回線を使った他のサービスとして、試合中のスタッツ情報などや、5Gネットワークを通した試合映像を、会場内に用意したタブレットへ配信するサービスを提供しています。

こちらは会場の天井部分にあるカメラで撮影した試合映像を基に、画像解析技術でトラッキングしたコート上の選手の位置や、各選手の試合中の得点数、ファウル数などのスタッツ情報、選手のプロフィールなどをタブレットで確認しながら観戦できるというものになっています。


(会場に設置された5Gネットワーク用のアンテナ)


(5GネットワークとWi-Fiを通じてNrealLightやタブレットにデータを送受信している)

なお、これらのサービスは事前招待制となっており、大会期間中に直接会場に行っても体験できないのでご注意ください。

(参考)SoftBank プレスリリース


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