半導体メーカーのQualcomm(クアルコム)が、新型モバイルプロセッサ「Snapdragon 855 Plus」を発表しました。前世代の「Snapdragon 855」と同様、スマートフォンなどモバイル端末向けの5G通信に対応したプロセッサです。ゲーム、AI、VRやARアプリケーションなどを快適に稼働させる、と謳っています。
基本はSnapdragon 855と同じく、CPU、GPU性能がさらに向上
5G通信が利用可能になると、これまでのモバイル通信とくらべて非常に大容量のデータの通信が行われるようになります。このため、大容量のデータの利用を前提としたコンテンツを快適に楽しむためには、より処理性能に優れたプロセッサが必要になります。
「Snapdragon 855 Plus」には2018年12月に発表された「Snapdragon 855 」と同じく、CPUにはKryo 485、GPUにはAdreno 640が搭載されています。性能面ではさらなる向上が実現されています。CPUのクロック速度は2.96GHzに向上し、GPUも15%の高速化を実現しています。
なお、これらのハイエンドの処理が活躍するのは5G通信の環境が主なターゲットではあるものの、通信規格としては4G通信(LTE)にも対応しています。
(参考)Qualcomm