Home » SEGA XDと電通、企業向けの「Roblox」ゲーム開発支援を開始 ブランド認知向上の一助に


業界動向 2023.02.24

SEGA XDと電通、企業向けの「Roblox」ゲーム開発支援を開始 ブランド認知向上の一助に

2月21日、株式会社セガエックスディー株式会社電通は、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」でのゲーム開発サービスを提供開始しました。

全世界DAUは5,880万人、超大規模なゲームプラットフォーム

Roblox(ロブロックス)」はプレイヤー自身がゲームを制作したり、他のプレイヤーが作ったゲームを遊べるプラットフォームです。Robloxが明らかにした2022年の統計によると、日間アクティブユーザー数(DAU)は5,880万人に到達。訪問数10億回のエクスペリエンス(※Robloxにおける公開コンテンツの名称)が70件以上存在し、このうち20件以上のエクスペリエンスは、2022年だけで10億回以上の訪問数を記録しています。

主なユーザー年齢層は17歳~24歳であり、若年層に人気のあるゲームプラットフォームです。

若者への認知効果を狙って企業が進出

自社ブランドを使った「Roblox」エクスペリエンスは、業界を問わず多数の有名ブランドより提供されています。音楽ストリーミングプラットフォームのSpotify、ファッションブランドのGAPやグッチ、グローバルコスメブランドのNARSなどがゲーム提供やアイテム配布を行い、ブランドの認知向上やリレーション形成を図っています。

日本では、サンリオの公式ワールド「マイ・ハローキティ・カフェ」が訪問回数1億7000万回超えを記録。若年層へのPRを目的とした「Roblox」での企業施策は今後も増加するとみられます。

ゲーム開発を軸に広告出稿も支援

このような背景のもと、セガエックスディーと電通は「Roblox」内でのブランドコミュニケーション構築を目指す企業に対し、公式エクスペリエンス開発サービスの提供を開始しました。以下4点を中心とした支援を行うとしています。

  1. ブランドの世界観としてのゲーム開発
  2. 自社新規事業
  3. ゲーム内のキャラクターやアイテムとしての商品登場
  4. ゲーム内広告出稿

また今後は「Roblox」に限らないメタバース領域に関する事業開発や、各種実証実験などを進めていくとのことです。

(参考)プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード