法人向けのARコンテンツを手掛けるスタジオScope ARは、イスラエルのARスタートアップWakingAppを買収しました。WakingAppの技術を活用し、ARコンテンツ制作プラットフォームの開発を進めます。
法人向けARプラットフォームのScope AR
Scope ARは2011年、サンフランシスコで創立された企業です。主に法人を対象とした業務を行い、クライアントにはロッキード・マーティンや大手消費財メーカーのユニリーバなどが含まれます。
サービスとしては、「WorkLink」と「Remote AR」という2つのARツールの開発を行っています。このうち「WorkLink」は、ARを活用したコンテンツ制作プラットフォームです。複雑な機械の使用法や構造などを、ARでマニュアル化することが出来ます。
「WorkLink」開発を支援
一方のWakingAppは、イスラエルのテルアビブを拠点とし2013年に設立されました。企業向けに、独自のARコンテンツ作成プラットフォームを提供しています。
買収後も、WakingAppの6名の創業メンバーは残留。Scope ARの「WorkLink」開発を支援するということです。
Scope ARのCEO Scott Montgomerie氏は、エンタープライズ向けのAR採用が進む現状に満足を示すとともに、次のように述べています。「WakingAppのチームは、AR開発と創造的思考のベストミックスを当社にもたらしてくれます。我々は、顧客の現在、そして将来のニーズを満たすために、WorkLinkプラットフォームの開発を進めていきます」
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(参考)VentureBeat