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開発 2022.11.25

国交省の3D都市モデル整備プロジェクト「PLATEAU」チュートリアル公開でデジタルツイン活用身近に

国土交通省は、3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU(プラトー)」のウェブサイトをリニューアルし、新規コンテンツとして開発チュートリアルを公開しました。


©︎PLATEAU Twitter

「Project PLATEAU」

国土交通省が主導するProject  PLATEAUでは、日本全国の3D都市モデル(3Dのデジタル地図)を整備し、そのオープンデータ化を進めています。

提供する3D都市モデルには、家屋やビルなどの「建築物」、都市計画区域などの「都市計画決定情報」、土地の用途を示した「土地利用」、都市のインフラである「道路」や「橋梁」など、都市に関するデータを格納。

データをコンピュータ上で処理することで都市のデジタルツイン(現実の都市空間を3D都市モデルとして再現する)を実現し、まちづくりや防災・防犯、観光などのさまざまな分野での活用をめざしています。

東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」で、PLATEAUのデータやシステムが使われているほか、NTTドコモが実施した「バーチャル銀座」や京浜急行電鉄らによる「XR観光バスツアー」など、メタバースでの活用も始まっています。

技術チュートリアルを展開

国交省は、PLATEAUのウェブサイトのリニューアルにともない、開発チュートリアルページ「Learning」を公開しました。

「PLATEAUのデータ構造がどのようになっているのか」「実現したい開発のためにはどのようにデータを利用すればいいのか」「既存の開発ツールでPLATEAUを扱うにはどうすればいいのか」などのトピックについて、前提知識がなくても学べるように、基礎から解説しているとのこと。


©︎PLATEAU Twitter

現在、PLATEAUや3D都市モデル、地理データについて解説した5つのチュートリアルを公開中です。たとえば、TOPIC5では、オープンソースの「QGIS」と商用GISの「ArcGIS」を活用した空間解析の方法について説明しています。

そのほか、さまざまなツール・分野での活用を後押しするチュートリアルも複数用意されており、これらは順次公開予定とのことです。

(参考)PLATEAU


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