国土交通省は、3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU(プラトー)」のUnity及びUnreal Engineで扱えるベータ版SDKを発表しました。
国交省主導のオープン地理データPJ
「Project PLATEAU(プラトー)」は、2020年12月に国土交通省が発表したプロジェクト。日本全国の3D都市モデル(3Dのデジタル地図)を整備し、そのオープンデータ化を進めています。2022年12月現在、全国57都市の3D都市モデルのオープンデータ化を完了し、ウェブ上で公開しています。
本プロジェクトは、現実の都市空間を3D都市モデルとして再現する”都市のデジタルツイン化”を実現し、まちづくりや防災・防犯、観光などのさまざまな分野での活用を目指しています。直近では、東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」で、PLATEAUのデータやシステムが使われているほか、NTTドコモが実施した「バーチャル銀座」や京浜急行電鉄らによる「XR観光バスツアー」、「エアレース渋谷2022-2023」など、バーチャル空間での活用も始まっています。
日本の都市を舞台にした3Dコンテンツがより簡易に制作可能に
今回のベータ版SDK公開は、「Project PLATEAU」の公式Twitterで発表されました。本SDKを使うことにより、各ゲームエンジンに3D都市モデル(CityGML)をこれまでよりも簡易にインポートできるとのことです。
2022年度の #PLATEAU では、「#Unity」及び「Unreal Engine(#UE)」向けSDKを開発しており、この度プロトタイプ版を公開しました。各ゲームエンジンに3D都市モデル(CityGML)を簡易にインポートできます。ぜひご利用・フィードバックをお願いします!https://t.co/aTw2vmgQ08https://t.co/lewZjYDhtD pic.twitter.com/PeAtvuK8Ki
— Project PLATEAU (@ProjectPlateau) December 8, 2022
GitHubにて公開されており、誰でも利用可能です。各SDKの公開URLは下記の通り。
・Project PLATEAU SDK for Unity
・Project PLATEAU SDK for Unreal
(参考)Twitter