Metaの新型VRヘッドセット、コードネーム「Project Cambria」。同社のCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、この「Project Cambria」が2022年10月に登場予定であることを明らかにしました。
明らかに「Project Cambria」と取れる発言
ザッカーバーグ氏の発言は、米国の人気ポッドキャスト番組「The Joe Rogan Experience」の中でなされました。番組開始からすぐに、ザッカーバーグ氏は「10月に(このデバイスは)登場し、カンファレンス”Connect”の場で詳細が分かります。とてもワクワクしています」とカミングアウト。これに続いてホストのJoe Rogan氏が、デバイスを体験した感想を語っています。「(エイリアンのアバター姿で操作したところ)私が口を動かすと、アバターも口を動かしました。目を左右に動かせば、アバターの動きもそれに従います。怒った顔をしてみると、アバターも同じ怒った表情になる……全く信じられないような体験です!」
この番組中では、ザッカーバーグ氏が発売時期を述べ、Rogan氏が体験したデバイスの名称については明らかににされていません。しかし「フェイストラッキングとアイトラッキングを行い、アバターに反映する」という特徴を持ち、「今年10月=2022年の後半にリリースされる」という情報から、ここで言及されているデバイスが「Project Cambria」であることはほぼ確実であると言えそうです。
業務向けの次世代一体型デバイス、Connectで発表か
「Project Cambria」は2021年10月に発表された、Metaが開発中のVRヘッドセットのコードネームです。名称は「Meta Quest Pro」になるとの予想もありますが、正式な名称はまだ明らかにされていません。ヘッドセットに搭載されたカメラにより、周囲の状況をフルカラーで映し出せるほか、光学系の改善やアバターへの表示反映などが可能なデバイスです。既存の「Meta Quest 2」と同じく一体型ですが、「VRとARを使い分けられる、単体で動作するヘッドセット」であること、また「主に業務やビジネスでの利用を想定した、高価格帯のデバイスである」ことが明らかにされています。
発売は「2022年後半予定」とされていましたが、今回初めて具体的な時期が公開されました。Metaは例年9月末から10月にかけて年次開発者イベント「Connect」を開催しており、2022年は「Project Cambria」リリースが本イベントの目玉の1つになると考えられます。
(参考)Road to VR、UploadVR
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