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業界動向 2021.12.29

「Quest 2は長い間、展開することになる」改めて明らかに

メタ(旧フェイスブック)が展開する一体型VRヘッドセット「Oculus Quest 2」。販売台数は明らかになっていないものの、2021年のクリスマスシーズンも好調な売れ行きのようです。

2020年10月に発売された同デバイスですが、新型が登場するとどうなってしまうのでしょうか。同社の顧問CTO、ジョン・カーマック氏は、メタが開発中の新型VRヘッドセット「Project Cambria」のリリース後も、一体型VRヘッドセットOculus Quest 2が”継続して販売される”ことを明言しました。

「Project Cambria」は、メタが開発を進めている次世代型の一体型VRヘッドセットです。2021年10月に発表されました。現時点では詳細は不明ですが、ハイエンドデバイスであることが公表されており、フェイストラッキングや新しい光学系の搭載が告知されています。詳細は2022年に明らかにされる、としています。

今回のカーマック氏の発言は、メタのVR/AR部門Reality LabsのVP、アンドリュー・ボズワース氏が、同社の公式ブログで公開した、2021年の振り返りと2022年の展望を語る記事を補足するもの。カーマック氏はTwitterで「Project CambriaはQuest2を置き換えない。Quest 2は長期間(の展開が行われる)」と説明しています。

メタはこれまで、新型VRヘッドセットの発売後、2年ほどで旧モデルの展開を終了する早い製品サイクルで展開してきました。3DoFの一体型VRヘッドセットOculus Goは、2018年に発売されるも”初代”Questの発売から約1年後の2020年に販売終了。初代QuestもQuest 2の登場により2021年に生産が終了しています(Oculus Rift Sも同年に終了)。

カーマック氏の発言が事実なら、Quest 2は最低でも1、2年は(「Project Cambria」と並行して)展開が続けられると思われます。メタがどのような販売戦略を計画しているのか、今後の展開に注目です。

(参考)UploadVR

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