Oculusの顧問CTO、ジョン・カーマック氏は、2020年6月に販売終了したVRヘッドセットOculus Go向けの“アンロックOSビルド”を提供すると発表しました。同OSをインストール(サイドローディング)することで、完全なroot権限を獲得できるそうです。
Oculus Goは2018年に発売された一体型VRヘッドセット。PCやスマートフォンを必要とせず、接続の手間いらずでVRを体験できる手軽さから話題を集めました。当時の価格は32GB版が23,800円、64GB版が29,800円でした。
カーマック氏によれば、OSビルドの提供によって、仮に20年後に未開封のOculus Goが発見されたような場合でも、(発見されたデバイスを)最終版のOSにアップデート可能になるとのこと。同氏は今回の対応が、今後ほかのVRヘッドセットのサポートが終了する際の“先例”になることを望んでいます。
Something I have been pushing on for years is going to come to pass soon:
We are going to make available an unlocked OS build for the Oculus Go headset that can be side loaded to get full root access.
— John Carmack (@ID_AA_Carmack) September 24, 2021
(参考)Twitter