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投資 2021.11.09

ナイアンティックがARファンド「Niantic Ventures」設立、“リアルワールド・メタバース”構築へ

2021年11月9日、ナイアンティックは2,000万ドル(約22.6億円)規模のファンド「Niantic Ventures」の設立を発表しました。スタートアップ段階のAR企業に投資を行い、ARのエコシステム形成を促します。

ナイアンティックは世界で多数のユーザーを持つ「ポケモン GO」や「Ingress」、そして11月にリリースされたばかりの「ピクミン ブルーム」等の開発・提供を行う企業です。グーグルの社内スタートアップとして2010年に設立され、2015年に独立。同年に日本法人を設立し、2018年には東京に初の米国外開発拠点を設置しています。

なお、ナイアンティックは2020年4月、ARクラウド企業である6D.aiを買収。同年9月にはベライゾンやソフトバンク、SKテレコムなど大手通信事業者とのアライアンスを発表し、「惑星規模のAR体験」を実現するための技術的な準備を進めています。

「リアルワールド・メタバース」構築にさらなる一歩

今回の「Niantic Ventures」の設立は、同社のARプラットフォーム「Niantic Lightship」の開発者キット(Niantic Lightship ARDK)の本格的な提供開始と並行して発表されました。

ナイアンティックはファンド設立に際し、「Niantic VeturesはARエコシステムを促進する役割になりたいと考えており、創業者や投資家の方々には、私たちのビジョンである『リアルワールド・メタバース(現実世界でのメタバース)』を共有する企業を一緒に作っていただきたいと思っています」「この未来を築くには、長い期間にわたる努力が必要です」とコメントしています。


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