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「ポケGO」のナイアンティックってどんな会社?新オフィスの込められたこだわり

8月末、「Ingress」や「Pokémon GO」を運用している「Niantic(ナイアンティック)」の日本法人が、マスコミ関係者に向けて新オフィスを公開。室内を見学できるオフィスツアーが行われました。

「Niantic」は、2019年7月に「ハリー・ポッター:魔法同盟」をリリースし、App Stor日本ストアで1位を獲得。さらに同月「Pokémon GO」がスポーツ庁の「Sport in Life」に認定されています。躍進を続けているこの企業はどのような環境で仕事を進めているでしょうか? 記者が実際に取材してきました。

社屋の引っ越しから振り返る「Niantic」の歩み

都内某所、お酒と食事の振る舞われる会場で、まずは日本法人代表取締役社長・村井説人氏があいさつ。これまでの「Niantic」の歩みを、社屋の歴史がまとめられたプレゼンテーションに合わせて振り返りました。

村井氏によると「Niantic」の日本法人にオフィスが生まれたのは2015年。都内のマンションの一室をスタッフ4人が使う、こじんまりとした環境でした。しかし、事業が拡大していくにつれ、従業員が増加。最初は広く感じた部屋も、すぐに手狭に感じられるようになったそうです。

2017年、広いスペースの社屋に引っ越しましたが、それでも会社の規模の拡大に追いつかない状況に。2018年にはコンテンツ開発のための「Tokyo Studio」を設立します。

そして今後の事業がますます進展することを見越して、村井氏は1年をかけて理想的な職場環境を徹底的にサーチ。ようやく見つかったのが今回のオフィスとのことでした。

新オフィスを選ぶ上でこだわったことは大きくふたつ。ひとつはコミュニケーションが活発に行える環境であることです。それまでの社屋にはセクションをまたいで話し合いが行われていたそうで、新オフィスでも維持したかったと話しました。実際、関係者の集まった会場は、折りたたみの透明な仕切りで小分けできる仕組みで、いつでも開放的な空間にできるよう工夫されています。

もうひとつは、クリエイティビティがあること。ARゲームを開発・運営する企業だけに、手軽に外に出て遊びを試せるような環境が周りにあることが重要だったとのこと。周囲の環境については詳しく触れられませんが、その発言の意図が理解できるだけの環境が整っているように見えました。

オフィスツアーから見えてきた企業としてのこだわり

オフィス見学ツアーは、ロビーから会場までの間にある各設備を巡回するコースでした。玄関口には新オフィスを祝福する胡蝶蘭や記念品が飾られ、華やかな空間となっていました。

印象的だったのは、壁に掛けられた複数の時計です。これは、世界の各主要都市の時間に合わせられており、それぞれのイベント開催やメンテナンスなどの間隔をいつでも確認できるようにするためのものです。


(時差時計)


(社員に寄る5周年を祝した寄せ書き)


(Ingressマークの入った自転車)

廊下につらなる会議室はどれもガラス張りで、誰が何をしているのかがひと目で分かるようになっています。部屋にはそれぞれ「RURI」や「SORA」といった名前がつけられていました。訪日した関係者にも日本の自然の名前が伝わるようにという工夫だそうです。

ほかにも瞑想をするための和室や2人用の会議室など、用途に応じて使用できる部屋がありました。社内の廊下だけを歩くと5分ほどで一回りできそうな長さでしたが、実際に仕事する空間は広く、多くの人数が働くことを想定した場所となっていました。

写真撮影はNGでしたが、従業員の働くワークスペースも少しだけのぞかせてもらいました。高さ調整が可能な机が多く並んでおり、広さだけでなく高さも意識されてモノが置かれているのが印象的でした。また、端にはトレーニングマシーンやちょっとした遊具も置かれ、活発に動き回るARゲームの企業らしさを感じられました。

Niantic日本支部の今後の動きは?

オフィスツアー後、Nianticが運用している「Ingress」、「ハリー・ポッター:魔法同盟」、「ポケモンGO」の3つの現状について、担当者から説明がありました。

特に「ポケモンGO」のプレゼンでは、7月末から始動したロケット団イベントについて詳しく紹介。ロケット団が実際のニューヨークで突然広告をジャックしたかのような演出を打ち出したり、Twitterで世界を占拠したかのようなツイートを投稿したりといった特別キャンペーンが効果的だったと発表しました。

「今回のパフォーマンスは、ロケット団が本当に現実世界に攻めてきたような感覚をファンの方々に与えられました。Nianticの強みのひとつは現実とバーチャルが融合したかのような演出を見せられることです。『ポケモンGO』がリリース3年経っても未だ伸び続けているアプリとなったのは、さまざまな難しいミッションを達成できた結果といえるでしょう。今後も『Ingress』で培ったノウハウを基本にして成長していきたいと考えています」(「ポケモンGO」広報担当)

最後に村井説人氏が日本支部の今後の目標をふたつ提示しました。
ひとつは「グローバルの開発拠点として、Tokyo Studioチームからの新しい価値の提供」をもたらすこと。もうひとつは「アジア全体をカバーするようなビジネス拠点として更なる成長」をすることです。これらのミッションを新オフィスでどのように達成していくのか、今後の動向に注目です。

執筆:ゆりいか

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