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業界動向 2022.08.09

アバターアプリ「ZEPETO」のNAVER Zが決済サービスと提携、クリエイター収益化サポートを推進

スマートフォン向けメタバース/アバターアプリ「ZEPETO」を運営する韓国のNaver Zは、グローバル向けの決済サービスプロバイダとしてPayoneerと提携しました。「ZEPETO」でバーチャルアイテムを販売するクリエイターのビジネス拡大をサポートします。

Payoneerは国をまたいだビジネス、特に越境EC事業者のニーズに合わせて設計された決済プラットフォームです。eBay、Amazonといったマーケットプレイスから支払いを受け取ったり、海外取引先へ支払いを行う、といった業務を円滑に行えます。個人でも外貨受け取り専用口座を開設することができ、フリーランサーが海外と取引する際などに活用可能です。

地域を超えて販路拡大

今回の提携の目的は、ZEPETOのコンテンツクリエイターが支払いや収益の受取をスムーズに行い、地域や通貨の違いを超えてビジネスを拡大することをサポートする、というものです。

ZEPETOには、ユーザーがアバターの衣装といったアイテムを作成、販売することで売上を受け取る仕組みがあります。Payoneerとの提携により、運営からクリエイターへの支払いを、より迅速、手軽、そして低コストで行えると期待されています。


(画像: NAVER Z)

またPayoneerの越境ビジネスへの強みを活かし、安全かつフレキシブルな決済ソリューションを提供。コンテンツクリエイターがこれまで開拓できなかった市場に、アクセスする機会を生み出します。

クリエイター経済活発化に期待

Naver Zのビジネス部門トップRicky Kang氏は、「バーチャル空間内にクリエイター経済が存在し、売上を立てるという機会は拡大を続けるでしょう。当社がクリエイターに対して、ベストな決済環境を整えることは非常に重要です」と説明しました。

また、「Payoneerとの提携は、NAVER Zの支払いスピードを改善するだけでなく、クリエイターたちの収益化の機会を広げることにも貢献します。クリエイターは地域に関わらず、新しい市場で(アイテムを)販売したり、支払いを受け取ったりできるからです」と、ZEPETO内でのクリエイターエコノミーの活発化に期待を示しました。

多くの企業がメタバース構想を掲げる中で、クリエイター収益化への対応は拡大しています。直近ではMetaも「Horizon Worlds」でクリエイター収益化のテストを行っています。

(参考)businesswire


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