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業界動向 2022.11.09

スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」がAlexa連携をテスト 視界に買い物リスト表示

米国のスタートアップ企業Mojo Visionは、開発を進めているスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」と音声アシスタントAlexa(アレクサ)の買い物リスト機能のテスト統合を発表しました。

Alexaの音声AI・買い物リスト機能と、Mojo Lensのコンタクトベースのインターフェースをどのように連携できるかを検証します。

情報を視界に表示するコンタクトレンズ

Mojo Visionは、「目に見えないコンピューティング」を掲げ、スマートコンタクトレンズの開発を行っています。日本のコンタクトレンズメーカー大手である株式会社メニコンとの共同開発契約や、大型の資金調達を経て、2022年3月末に最新プロトタイプ「Mojo Lens」を公開しました。


直径0.5ミリ程度のマイクロLEDディスプレイを搭載するMojo Lensは、5GHz帯の無線通信機能を有し、加速度センサーやジャイロスコープ、地磁気センサーなどを使用してアイトラッキング(視線追跡)を行い、手を使わず視線のみでの操作を実現します。

同年6月末には、CEOのDrew Perkins氏が、Mojo Lensの装着デモを実施。「未来を覗く体験は、文字通り言葉を失うものでした」と語っています。

視野の「中に」買い物リスト

今回のテストでは、Alexaの買い物リスト機能が、Mojo Lensのアプリケーションの1つとして表示されます。

まず、ユーザーはAlexaを利用して、買い物リストにアイテムを追加。店舗に到着したら、自分の視野に見えているリストにアクセスし、目の動きでリストをスクロールしたり、カートに入れた商品をチェックしたりできます。

買い物中に家族が遠隔操作で商品を追加すると、Mojo Lensでもすぐにリストが更新されるとのこと。

Amazonの実装・開発支援によって実現した技術デモでは、Mojo Lensを使った買い物体験の一連の流れを見ることができます。

(参考)The Mojo Blog


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