1月12日、株式会社Shiftallはメガネ型VRヘッドセット「MeganeX」の販売価格について、公式Twitterで言及しました。2022年の発表当初は10万円未満を予定していたものの、2023年1月に発表された販売価格は税込249,900円。この大幅な価格変化について、同社は「基幹部品価格が、当初の見積金額の10倍に跳ね上がってしまった」と説明しています。
(画像:Shiftall)
公式サイトにて2022年春に販売
Shiftallはパナソニックの子会社として2018年に設立。モーション・トラッキングデバイス「HaritoraX」等の製品で知られています。
「MeganeX」は、2022年1月開催のCES 2022にて発表。当初は2022年内の販売を目指していましたが、新型コロナウィルスや半導体不足の影響により延期。2023年1月に、「Shiftallの公式サイトにて、2023年3月から4月に発売予定」であることが明らかにされました。
(発表時点の「MeganeX」外観。 画像:Shiftall)
基幹部品が値上がり、やむなく高額に?
発売時期発表後、追って「MeganeX」の希望小売価格が明らかになり、Shiftallは公式Twitterにて、販売価格設定についての経緯を説明。基幹部品の10倍の値上がりによって、残念ながら想定よりも高額な価格となったことを伝えています。
MeganeXは年内のローンチができず、春に持ち越しとなってしまいました。予定価格から大きく離れてしまいましたことも、残念でなりません。買い入れの基幹部品の価格が当初見積金額の10倍に跳ね上がるという信じられない事件の結果このような結果となってしまいました。
— 株式会社Shiftall (@shiftall_jp) January 12, 2023
なお、「MeganeX」は米KopinのマイクロOLEDディスプレイを採用していますが、Kopinは2023年1月にマイクロOLED部門のスピンアウトを発表。人員削減が行われています。