大手クレジットカードブランドのマスターカード(Mastercard)が、カード所有者向けにARアプリをリリースします。同アプリにより、カード所有者に特典をより活用してもらうことを目的としています。
MastercardのARアプリはiPhone向けに2020年の第2四半期に米国でリリース予定。他のデバイスや米国以外での提供開始は年内を予定しているとのことです。
ARアプリでカード所有者に特典利用を促す
ARアプリを起動すると、最初にマスターカードをスキャンし、続けて周囲をスキャンするよう求められます。するとARの360度空間が出現し、ユーザーはその中で各種特典にアクセスできます。
J.D. Powerによる2018年の米国内クレジットカード満足度調査によると、「自分が所有するクレジットカードの特典を完全に理解しているのは、所有者の1/3しかいない」とのこと。マスターカードはARアプリを通じ、ユーザーがモバイル端末で特典情報によりアクセスしやすくなるとしています。
「直感的なARデザインを活用することで、カード所有者が今まで見過ごしていたかもしれない特典を簡単に探して見つけられるようになりました」と、マスターカードのマーケティング&コミュニケーション主任であるRaja Rajamannar氏は述べています。