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業界動向 2019.08.02

“VR内に人を登場させる” LIVが約1億円調達、Oculus創業者パルマ―・ラッキーも出資で注目

アメリカのスタートアップLIVが、100万ドル(約1億円)を資金調達しました。同社は2016年に創業されたVR関連企業。利用者やそのアバターが、VRゲーム内に登場するような撮影が行えるMRソフト「LIV」などで知られています。

今回の出資には、Oculusの創業者パルマー・ラッキー氏を始め、人気リズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」の開発元Beat Gamesの元CEOであるJaroslav Beck氏やHTC VIVEなど複数の著名人・企業が参加しています。

調達資金はプラットフォーム構築に使用

LIVの発表によれば、今回が調達した資金は、同社が現在開発を続けている、ストリーマーとVR開発者を対象とした「VRライブ配信と視聴者の交流機能を統合したプラットフォーム」の開発に使用されるとのこと。

VRについて、LIVの創業者でCEOの AJ Shewki氏は以下のようにコメントしています。

我々は、VRこそが究極のプラットフォームと考えており、VRが主流となった地域でクリエイターと開発者がリアルタイムで体験を共有できる場が必要になると考えています。VR内では、プレイヤーの身体自体がコントローラーとなりますが、我々はこの人間的な部分を視聴可能な要素にしたいと考えました。

我々はVRを「信じなければいけない(must try to believe)」体験から、2Dスクリーン上で視聴可能で、かつVRと6DoF(※)が提供する自由度の高さを感じさせるものへを変化させたのです。

(※6DoF:デバイスの向きと位置情報の両方を認識するトラッキング)

(参考)PCR


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