3月2日、株式会社JR西日本コミュニケーションズとREALITY XR cloud株式会社は、バーチャル関連分野における「戦略的業務提携に向けた基本合意書」を締結しました。
両社は今後、アプリ「REALITY」を活用したコンテンツやサービスを開発する見通しです。
広告代理店と法人向けメタバース企業
株式会社JR西日本コミュニケーションズはJR西日本エリアの交通媒体を取り扱い、一般企業や自治体のマーケティング課題を解決する広告代理店です。
他方のREALITY XR cloud株式会社は、スマホ向けメタバースアプリ「REALITY」を活用した法人向けコンサルティング事業を行っています。2023年3月1日、グリーのメタバース事業再編に伴い設立されました。
「REALITY」はバーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとれる「ワールド」機能を提供中です。この「ワールド」の法人向けサービスが「REALITY Worlds」であり、REALITY XR cloud株式会社の主要ソリューションとなっています。
JR西日本コミュがREALITY XR cloudの代理店に
本基本合意は戦略的業務提携の検討にあたっての基本方針、その他必要事項を取り決めるものです。両社は2023年6月頃を目処に最終的な提携内容の詳細について検討中であり、両社が合意次第、締結する予定としています。
今回、両社が合意した内容は下記の通り。
1. バーチャル×リアルを融合したソリューション開発
JR西日本コミュニケーションズが管理するイベントスペース及び施設等と連携し、メタバースとリアルが融合したソリューションを開発。2. メタバース×交通広告による価値向上
「REALITY Worlds」における広告スペースの共同開発を実施。「メタバース×交通広告」をセットにした商品開発の実現性を検証。3. アバターアイテムショップを活用したコンテンツビジネス開発
「REALITY」内のアバターアイテムショップにて、IPを活用したコンテンツビジネスの可能性を検証するとともに、バーチャル・リアル問わず様々な商品化を検討。4. メタバース構築サービスの販売代理
JR西日本コミュニケーションズが「REALITY」の「ワールド」機能を法人向けに提供するサービス「REALITY Worlds」の販売代理店として、一般企業・自治体等に対し営業活動を実施。
また本合意の取り組みの一つとして、スマホでのバーチャル空間構築などを検討中の一般企業・自治体に向けたオンラインセミナーを近日開催予定とのこと。今後の両社の具体的な取り組みに注目が集まります。
(参考)プレスリリース