3月1日、グリー株式会社は法人向けメタバース事業のREALITY XR cloud株式会社およびVTuber事業のREALITY Studios株式会社を設立しました。スマホ向けメタバースアプリ「REALITY」の開発・運営を行うREALITY株式会社を残しつつ組織を再編。2022年7月に設立したWeb3事業のBLRD PTE. LTDを含め、4社体制でメタバース事業強化を目指します。
メタバース事業を加速させてきたグリー
グリーは子会社のREALITY株式会社を中心として大規模な事業投資を行い、スマートフォン向け配信アプリ「REALITY」を開発、運営しています。2022年10月に全世界ダウンロード数は1,000万を突破。12言語に対応し63の国と地域で配信され、海外ユーザーが全体の8割を占めています。
「REALITY」では、バーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとれる「ワールド」機能を期間限定で都度公開しています。
組織を再編し、メタバース事業拡大を目指す
今回新たに設立されたのは、「REALITY」の法人利用コンサルティング事業を行うREALITY XR cloud株式会社と、VTuber事務所の運営を行うREALITY Studios株式会社の2社です。
REALITY XR cloud株式会社は、あらゆる仮想空間内で行われるバーチャルイベントを実現するためのクラウドソリューション「REALITY XR cloud」を展開予定です。REALITY株式会社は2022年6月より法人向け「ワールド」機能である「REALITY Worlds」を開始していました。本サービスでは三井不動産、HIS、ビームス、三越伊勢丹等の大手企業へのメタバース進出を支援してきており、今後はREALITY XR cloud株式会社の主軸事業となる見通しです。
一方、REALITY Studios株式会社では、複数のVTuber事務所を設立しグローバルで活躍できるバーチャルタレントを発掘、プロデュースしていく予定。これまでREALITY株式会社が運営してきたVTuberクリエイティブレーベル「REALITY Studios」の事業を分社化した形です。
またグリーは2022年7月に、Web3事業推進のための子会社BLRD PTE. LTDを設立。シンガポールに拠点を置いています。
今後はREALITY株式会社、REALITY XR cloud株式会社、REALITY Studios株式会社、BLRD PTE. LTDの4社体制でメタバース事業を多角化。全50以上のポジションで採用を募集・強化し、グローバル展開の拡大を目指すとしています。
（参考）プレスリリース
