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プロモ・マーケティング 2019.04.17

まるで飛び出す絵本のよう。ジャックダニエルの「ARでウィスキーの歴史を知るアプリ」

ウィスキー製造を手掛けるアメリカのジャックダニエル社が、スマートフォン向けARアプリをリリースしました。このARアプリを同社のウィスキーボトルに使うと、ジャックダニエルの歴史やウィスキーの製造工程を学べる、「飛び出す絵本」風のARが楽しめます。

ウィスキーにまつわる3つの物語

ジャックダニエルのアプリでは、同社に関連する3つのストーリーが体験できます。第1のストーリーは同社の創設者、ジャック・ダニエル氏の人生を振り返る物語です。第2はリンドバーグに位置するジャックダニエル社のウィスキー蒸留所について、第3はウィスキーの製造工程そのものにフォーカスした内容となっています。

3つのストーリーはそれぞれウィスキーのラベルがARで展開する形で開始され、紙芝居風のアニメーション形式で進行します。VRメディアVRScoutによれば、各ストーリーには専用のナレーションも用意されているとのこと。

関係者のコメント

このARアプリの開発と配信について、ジャックダニエル社のメディアディレクターであるジェフ・コール氏は、以下のようにコメントしています。

2016年、我々(ジャックダニエル社)はVRを活用した動画をリリースしました。2018年には公式ポッドキャストAround the Barrelをスタートしました。今回のARアプリ配信は、我が社のブランドに関する新たな一歩となります。

アプリはジャックダニエル社とサンフランシスコのスタートアップTactic社による共同制作。対応機種はiPhone(iOS)とAndroidですが、2019年4月17日現在、日本語版の配信は行われていません。

AR/VRでの企業アピールやキャンペーンは盛ん

ARやVRを活用しているメーカーは、ジャックダニエル社以外にも複数が存在。アルコール飲料メーカーに限定すれば、コニャックメーカーとして知られるレミー・マルタンは2017年、MR(複合現実)でコニャックの製造過程を体験できるキャンペーンを実施しています。

2019年3月には、アメリカのシードル・果汁酒ブランド、アングリーオーチャードが、ARを活用した「このお酒に合う食べ物」を教えてくれるアプリをリリースしました。同ブランドのシードルのラベルをスキャンすることで、お酒にマッチする料理を利用者に提示する仕組みです。

(参考)VRScout

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