HTCは、VRヘルスケア企業XRHealthとの提携を発表しました。VRヘッドセット「VIVE Focus 3」「VIVE Flow」を使用し、医療機関向けにバーチャル診察ソリューションを提供します。
XRHealthは2016年に創業されたアメリカの企業です。主にVRを用いた遠隔リハビリ治療を手がけており、脳卒中のリハビリや記憶障害、神経疾患等の症状に対応するVR遠隔治療ソリューションを開発・展開しています。
VRでの診療に新たな選択肢
本提携は世界最大規模のエレクトロニクス展示会「CES 2022」で発表されました。XRHealthが提供するバーチャル診察ソリューションでは、患者は自宅から「VIVE Flow」を使い、理学療法や作業療法、 疼痛処理、リアルタイムでの臨床医との面談を受けることが可能です。また、臨床医は必要なデータをリアルタイムで取得し、治療に活かすことができます。
今回の提携に際し、XRHealthのCEOであるEran Orr氏は「メタバースの勢いが増すにつれて、バーチャル医療室の提供は非常に重要になります。患者へのバーチャル治療の提供は、場所に関係なく全ての人に、最も革新的なソリューションを提供し、すべての臨床医の業務を強化することになるでしょう」とコメントしています。
XRHealthのプラットフォームには、医療機関向けの「VIVE Focus 3」では2022年2月1日にアクセス可能になる予定。患者が使用する「VIVE Flow」では2022年春に提供開始予定です。
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