小柳建設株式会社は、MRを活用した建設業向けのMRソリューションソフトウェア 「Holostruction」の新バージョンの提供を開始しました。新バージョンは新たにHoloLens 2とAndroid端末に対応しています。
「Holostruction」は建造物の3Dモデルや写真・書類といったデジタルデータを現実空間に重ねて表示し、遠隔から複数人とコミュニケーションできるソリューション。建設業の施工検査の効率化や事業トレーサビリティ向上を目的としています。
小柳建設は、2017年から日本マイクロソフトと連携して「Holostruction」の開発を開始。2019年12月より法人向けに初代HoloLensに対応したバージョンをリリースしました。
今回の新バージョンではHoloLens 2とAndroid端末に対応。HoloLens 2では「目の前に手をかざすと空間上に操作パネルが現れ、パネル内のボタンを直接押すことで操作を進められる」など、初代HoloLensと比べて操作性が向上したとのこと。
またマルチデバイスにも対応し、HoloLens 2とAndroidで同じ場所や遠隔地からも同一空間に参加できるようになりました。
HoloLens 2活用で作業効率化
建設業や製造業といった産業分野でHoloLens 2の導入が進んでいます。建築業では平面では伝わりづらい建造物を立体で表示することで円滑なコミュニケーション、製造業ではマニュアルを表示しながら作業をすることで効率化などが図られています。