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遠隔コミュニケーション 2018.05.25

ホロラボとイトーキ、HoloLens活用の遠隔会議システムを開発

株式会社ホロラボは、オフィス用品などを扱う株式会社イトーキと共同で、MRデバイス「HoloLens」を活用した次世代遠隔コミュニケーションシステムのプロトタイプを製作しました。複数のリアルな人間と立体映像でのバーチャル参加者とが入り混じった、まさにMixed Reality(MR/複合現実)な会議体験が実現できるシステムです。

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遠隔参加者はバーチャル映像で出席

「HOLO-COMMUNIATION(仮)」と題された同プロトタイプの研究開発は、HoloLensが持つMR技術やセンサー技術を適用することで、オフィスでの会議に空間を超えた新しいコミュニケーションを実現しようとするものです。

リアルな場としての会議参加者がHololensを着用すると、遠隔参加者の立体感のある映像が会議テーブルに出現します。映像は遠隔参加者の前に設置されたMicrosoft Kinect等の3Dセンサーによりリアルタイムに取得されます。遠隔参加者はHoloLens着用者の主観映像を通して、立体映像での自分がどのように見られているのかや、会議している場の様子などを閲覧しながら参加出来ます。

また、複数のHoloLens間でも同期が可能です。複数のリアルな人間と立体映像でのバーチャル参加者とが同時に参加し、まさにMixed Reality(複合現実)な会議体験が実現できるということです。


(遠隔参加者はKinect等3Dセンサーにより映像取得)

同プロトタイプは単に立体映像を表示するだけではありません。ユーザーアカウントによるログインの仕組みや、連絡先リストからの呼び出しと着信処理など、実際の会議システムとしての利用が想定される機能も一部実現しています。

de:code 2018にも出展

同プロトタイプは、年5月22日~23日に開催されたの日本マイクロソフト主催「de:code 2018」内ホロラボブースにて体験展示が行われました。


(de:code2018体験ブース)

ホロラボは今後、共同で本プロトタイプを使った実証実験を行い、ディスプレイなどを使ったこれまでのテレビ会議とのコミュニケーション度の違いなどを検証。イトーキの新たなサービスとしての商品開発を支援していきます。

またイトーキのオフィス空間デザインにおける多様な取り組みに、ホロラボが得意とするMRやセンサー技術を加えて、未来の理想的なオフィス環境や働き方改革の実現に、共にチャレンジしていきます。

ホロラボは日本マイクロソフトのMR認定パートナーに参画。様々な企業との業務提携・協力を進め、MR活用を推進しています。

(参考)株式会社ホロラボ プレスリリース


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