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活用事例 2017.11.09

日本MS、MRパートナープログラムに3社が参画 アパレルや医療分野も

日本マイクロソフトは、同社が展開する「Mixed Reality(複合現実)パートナープログラム」において、新たに3社が認定パートナーに加わったことを発表しました。

Mixed Realityパートナープログラムは、パートナー企業が法人顧客に対してMRデバイス「HoloLens」や「Windows Mixed Reality」対応デバイスを用いたソリューション提供が行えるようになることを目的としています。

今回発表された認定パートナーは、「株式会社博報堂プロダクツ」「株式会社ハニカムラボ」「株式会社ホロラボ」の3社です。前回の発表では、「株式会社博報堂」「株式会社wise」「株式会社ネクストスケープ」の3社がプログラムに加わっています。

パートナー企業はトレーニングや技術情報の提供を受けることができ、法人の顧客との実証実験を通してスキルを高めることができます。パートナー会社の詳細については、下記のとおりです。

株式会社博報堂プロダクツ

博報堂プロダクツは、博報堂、wise、京都の大本山建仁寺と共同で文化財の新たな鑑賞の在り方や文化教育、観光の新モデルの樹立を目指す「京都Mixed Realityプロジェクト」に取り組んでいます。

これまでに、建仁寺の国宝「風神雷神図屛風」を題材とした、HoloLensを用いて新たな鑑賞体験を提供するソリューションを開発しています。

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株式会社ハニカムラボ

ハニカムラボは、モノづくりサービスのDMM.makeと共同で、MR技術を活用した新しい試着方法「バーチャルフィッティング」の開発を行っています。

バーチャルフィッティングは、試着をしたい人の顔の3Dデータや、身長、体重、股下などの情報を入力することにより、まるで自分が試着しているかのような体験ができる試着方法です。服のフィット感を実寸大で確認したり、様々な服の組み合わせを瞬時に試したりすることなども可能とのこと。

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株式会社ホロラボ

ホロラボは、稲波脊椎・関節病院と共同で、患者のCTスキャンデータをもとに生成した3D データの模擬骨を応用した、脊椎・関節手術トレーニングに取り組んでいます。

患者の3Dデータの模擬骨を複数の医師で共有し、サイズ感や細部の確認、模擬骨にバーチャルのピンを使ってメモを残すことができるとのことです。また、Windows MR技術を使用し、PCや没入型のMRヘッドセットなどを使って、遠隔地からもトレーニングに参加するといったリモートコラボレーションが可能となるとのこと。

本パートナープログラムに関する詳細、プログラムへの参画はこちらから確認できます。(英語)
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/mixed-reality/mixed_reality_partner_program

(参考)
Microsoft Windows Blogs
https://blogs.windows.com/japan/2017/11/08/mrpp-japan-announcement-new-partners/#A7mRrDsS6Q2oHu1M.97


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