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VR/ARで遠隔地の体験をリアルタイム共有、凸版印刷とTIS

凸版印刷株式会社およびTIS株式会社は、VR/AR(XR)技術を活用することにより、離れた場所にいても体験を共有できる技術を共同開発しました。物理的には遠く離れた別の場所にいる人物が同じ空間内に存在しているかのような状況を作り、遠隔コミュニケーションを可能にします。

VR/ARの「手間」を省いて「便利さ」を

VRによる遠隔地同士の共有技術は複数存在しますが、従来は「VRヘッドセットをつけ、VR空間上でコミュニケーションを取り、VRヘッドセットを外し、現実空間で作業する」といった手間のかかるワークフローになってしまいがちです。またARを使った遠隔共有では、空間共有をする上で、お互いの実際にいる場所の違いが、作業内容にズレを発生させてしまうこともあります。凸版印刷とTISが共同開発した技術では上記の課題を解決し、遠隔地をVRとARを用いてシームレスにつなぎます。

受け手側は送り手側の人物をARのキャラクターとして、現実空間に重ねて見ることが可能です。送り手側はVR内に再現された受け手側の状況を把握しながら説明、位置情報に加えて音声やモーションをリアルタイムに共有するとともに、これらの情報の記録や蓄積、再活用が可能になるとのことです。

本技術の主な機能は以下の通りです。

・リアルタイム共有(モーション・位置・音声)
・空間マッチング(遠隔地と現地の空間情報の自動座標調節)
・XR技術(VRとARで相互指示情報の連動)
・AR表示(ARキャラクター、付帯情報のAR表示)
・VR操作(3次元スキャンされた現地空間の表示と移動をVR空間で行う)
・音声・モーション情報の記録・再生(説明や動作のアーカイブ)

博物館で実証実験を実施

https://www.youtube.com/watch?v=oNhoNSUU1t0

凸版印刷は本技術の用途検証を進めるにあたり、同社が運営する印刷博物館にて、遠隔からの施設アテンドを行う実証実験を行いました。これにより、VR/ARコンテンツを用いて、遠隔地から観光施設・展示場などのガイドを行う有用性を検証。来場者は観光施設でARキャラクターをガイドを受けることができます。タブレット端末やデバイスを通じてリアルタイムで相互コミュニケーションを実現します。

凸版印刷とTISは、「製造業や小売業、教育、観光など様々な分野への社会実装をしていき、2021年までに関連受注含め約30億円の売上を目指す」としています。

(参考)凸版印刷株式会社 プレスリリース


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