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業界動向 2019.06.05

Google検索アプリに“ARで動物を表示する機能”が追加、将来的には商品のAR表示なども予定?

グーグルのスマートフォン向け公式アプリに、特定の動物の名前を検索した際、その動物がARで表示される機能が実装されました。この機能を使用することで、指定した動物の姿を、現実世界に実物大で表示することができます。

この新機能はAR対応のデバイス(ARCore、ARKit対応デバイス)でのみ使用可能。2019年6月現在、対応言語は英語限定(※日本語版でも言語を英語設定にすれば利用可能)となっています。

パンダやオオカミ、サメなどの一部生物に対応

2019年6月5日現在、このaR機能で表示できる動物は一部の種類に限られています。米メディアCNETの編集者Scott Stein氏によると、パンダやオオカミ、サメなどが表示できることを確認したとのこと。

AR動物表示機能を使用するには、まず本機能に対応している動物の名称を英語で検索します。検索を実行すると「Meet a life-seized 〇〇 up close.(〇〇には検索した動物の名称が入ります)」というカードが表示されます、その中に存在する「View in 3D」ボタンを押し、「View in your space」を選択することでARモードが起動します。

動物以外のAR表示にも対応予定

Googleは、開発者会議Google I/Oにて、AR機能の将来的な拡張についても説明しました。Googleによれば、「動物以外にも、ショッピングなどで活用できる各種製品類のAR表示や、人間の筋肉の動き方を確認できるAR人体図などを予定」しているとのこと。

GoogleによるAR機能の実装は続く

今回追加されたARの動物表示以外にも、GoogleはARを活用した様々な技術に取り組んでいます。その代表的な例が、スマートフォン向けアプリ「Google Lens」です。

「Google Lens」は、カメラの中に映ったものを認識し、関連した情報を表示してくれる機能を有しています。2019年5月には、Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズで使用される「Google Lens」を対象に、翻訳機能などが先行実装されました(後にiPhoneやAndoridにも実装)。

(参考)The Verge


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