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3Dモデル活用 2018.10.25

不動産で進むVR導入、設計図面の中を実際に歩いて体験 リノベーションに

注文住宅・デザイン住宅を手がけるフリーダムアーキテクツデザイン株式会社は、3Dモデルで作成した設計図面をVRで自由に歩くことができるシステムを、中古マンションのフルリノベーション事業にて10月より開始します。

VRシステムの「VRアーキテクツシステム」は、住宅の完成イメージをVRで体験することで平面図では伝わりづらい室内の奥行きや家具のレイアウトなどを確認できるものです。同システムは2017年2月より戸立ての注文住宅向けに展開されています。

住宅のイメージを事前にVRで

VRアーキテクツシステムは、顧客が設計の初期段階から住宅の完成イメージを外観や内部空間をVRで体験できるものです。体験にはVRヘッドセット「HTC VIVE」を使用。図面の中を自由に歩くことで、平面図ではイメージしづらい室内の奥行感や天井高を確認することが可能です。

また、家具やインテリアもモデル内で再現するため、ソファやTVなどの家具の配置、壁材と空間のマッチングなども、全てモデル内で確認することができます。サービスの制作ツール・サービスには、Autodesk製のBIMソフトウェア「REVIT」や、クラウドサービス、3Dゲームエンジンが使用されているとのこと。

今回、VRアーキテクツシステムの展開が発表された、フリーダムの中古マンションのフルリノベーション事業「REDESIGN」は、物件探しからワンストップで提案するサービスです。VRアーキテクツシステムの体験は、日本橋、立川、横浜、大宮などの店舗で体験できるとのことです。

不動産でのVR導入は着実に進む

不動産関連業界では複数企業でVR導入が進められており、リクルート住まいカンパニーの住宅情報サイト「SUUMO」や、アットホーム株式会社の加盟店などでナーブ株式会社のサービス「VR内見」が導入されています。

事前に顧客側とのミスマッチや認識の相違がないかどうかを低コストでチェックできるため、不動産売買や賃貸などの分野におけるVRの活用は着々と進んでいるようです。

(参考)フリーダムアーキテクツデザイン株式会社 プレスリリース


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