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業界動向 2022.06.15

DNPがアルファコードと提携、リアルとバーチャルが連動したサービスの提供目指す

大日本印刷株式会社(DNP)は、VR/MRライブ映像配信事業を手掛ける株式会社アルファコードに総額3億円を出資し、同社との提携を発表しました。DNPの「XRコミュニケーション事業」と、アルファコードが展開するVR/MR配信プラットフォーム「Blinky」を掛け合わせ、リアルとバーチャルが連動したサービスの提供を目指します。

アルファコードによれば、調達した資金は「Blinky」の拡張に充てる方針とのこと。「旅行先やライブ会場、劇場に行って楽しめる」と「行けないから楽しめない」の間を埋める、「オンラインで楽しめるライブ会場」の提供を目指します。

リアルとバーチャルが連動したサービスの提供を目指す

DNPは、リアルとバーチャルの双方の空間の行き来を可能にすることで新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を推進しているほか、「決済ソリューション」「EC支援サービス」などの各種ソリューションを開発・提供。自治体や企業と連携し、展示会やイベントの開催、店舗の設置・運営、コンテンツ作品の展示・販売などを行っています。

他方アルファコードは、VR/MR配信プラットフォーム「Blinky」を提供しています。360度映像を録画配信・リアルタイム配信できるだけでなく、複数のカメラで撮影した画像の中から利用者が好きな視点を選べるマルチアングル機能、ライブコマースに対応したEC連携などを備えています。

両社は今回の提携により、展示会・購買・観光・エンタメなどの幅広い用途で活用できるサービスの提供を目指します。

両社の技術を掛け合わせ、技術革新にも取り組む

そのほかにも、通信環境を選ばずバーチャル空間でのコミュニケーションを実現する「コミュニケーションVR」や、VR酔いを抑え没入感を得られる高精細VR映像の撮影・編集・配信技術など、新たな技術の開発も推進するとのこと。

(参考)プレスリリース


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