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活用事例 2020.10.20

清水建設、VRをインターンシップに導入 参加者の9割が高評価

大手総合建設の清水建設株式会社がオンラインで開催したインターンシップにVR技術が導入されました。当日は約500名の学生が参加。インターンシップ後のアンケートでは、参加者の9割以上が好評という結果になり、VRを活用したことで高い効果が得られることが伺えます。

昨今、新型コロナウイルスの影響で学生を工場など実際の現場に集めてインターシップを開催することが困難な状況になっています。今回、清水建設がインターンシップに採用したのは、株式会社アルファコードが提供するVR配信プラットフォーム「Blinky Live」です。「Blinky Live」を使い、学生は建設現場の360度コンテンツを見ながら現場担当者の補足説明を聞けます。気になった部分や疑問点を担当者に直接質問でき、自宅から現場見学に近い体験ができることを特徴としています。

今回実施されたVRインターンシップでは、参加した学生の「91.5%が良かった・非常に良かった」という高評価となりました。参加した学生からは、「2Dで見るのはとは違い、自分が見たい場面を見ることができ、天井や床、発表している方とは真逆の方向まで見ることができたのが良かったです」と、平面映像では得られないVRならではの体験に満足したという声も挙がりました。

開発したアルファコードはプレスリリースの中で、VRを使うことで映像配信に比べて職務理解を促せることに加えて、「同時体験者数の上限を設けないことで、インターンシップの受入人数を飛躍的に拡大させることができる」としています。

VRは遠隔から実際に同じ空間にいるような体験を提供できると注目されています。新型コロナウイルスの影響もあり、今回の清水建設の取り組みのように遠隔からに参加できる機会が、今後増えることが推測されます。

(参考)株式会社アルファコード プレスリリース


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