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メタバース最新動向 2022.12.30

電通が「メタバースに関する意識調査2022」公開 ”メタバース”認知は全世代の7割、年間課金総額も3倍に

株式会社電通は「メタバースに関する意識調査2022」の主な結果を公表しました。2021年11月に続く2回目の調査です。前回との比較から、一般への”メタバース”という言葉の認知拡大やバーチャル空間サービスの普及を示しています。

本調査の対象は全国15~59歳の計2,000名、期間は2022年8月30日~9月2日です。電通グループ横断のXRテクノロジープロジェクトであるXRX STUDIOが調査しました。

言葉としての”メタバース”認知は約4倍の大幅な増加

本調査によると、「メタバース」という言葉の認知は3世代全体で7割を超えています。前年比プラス52.4ポイントとなり、約4倍の大幅な増加となりました。前年調査で認知が低かった40~50代の認知率も7割を超え、他世代と比較しても同等の認知結果となりました。

メタバース経済圏は確実に拡大

バーチャル空間における課金サービスの年間利用者数は、前年比1.4~1.7倍に増加しました。1人当たりの年間平均利用額も、前年比1.6~2.2倍に増加。課金サービス年間総利用額は前年比約3倍となりました。

特にZ世代の男性は利用率の増加が大きく、「アバターやアバターアイテムの購入」経験者は全体の54.5%(前年比2.4倍)となり、その他の項目も前年に比べ増加しています。

メタバースへの関心を世代ごとに分析

そのほか、電通グループは調査結果から下記を明らかにしています。

・Z世代の女性は、メタバース上で自由にクリエイティビティを発揮できることへの関心が高い。

・メタバースを体験したことがある人は、流行に敏感で自ら情報収集を行い判断するアーリーアダプターの特徴を示す項目が高い。

・メタバースを体験したことがあるZ世代は、自己プロデュースや他者とのコミュニケーションへの関心が高く、40~50代はリアルを再現して楽しむことへの関心が高い。

詳細な調査結果はこちらから確認できます。同社グループは今後も継続的に調査を実施し、メタバース市場の創生・拡大に貢献していくとしています。

(参考)プレスリリース


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