Home » 電通ベンチャーズが米国のRoblox向けメタバースゲームスタジオに出資


投資 2022.12.08

電通ベンチャーズが米国のRoblox向けメタバースゲームスタジオに出資

電通ベンチャーズ2号ファンドは、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」向けのゲームを開発・制作する「Roforco Inc.(ロフォーコ)」に出資したことを発表しました。

今後は、ロフォーコ社のビジネス拡大を支援するとともに、ゲーム領域での同社のケイパビリティを向上させ、電通グループ内の同領域の知見を活用して、ゲーム市場の成長に貢献することをめざす方針です。

©️Twitter

既存ゲームを「成長させる」ゲームスタジオ

ロフォーコは、米国シリコンバレーの名門アクセラレータ「Y Combinator」から出資を受けているゲームスタジオ。

同社は、追加開発することでヒットする可能性がある公開済みのゲームを買い取り、関連するデータや開発用ツール、Roblox向けゲームの開発者ネットワークを活用してゲームタイトルを完成させるビジネスモデルで事業を展開しています。

グローバルなブランドとの提携に強みを持ち、グローバル大手の日用消費財企業ユニリーバと制作した 「Sunsilk City」は、2022年7月に月間アクティブユーザー数が650万に達し、ロブロックス上のランキングトップ50に入る等の実績があるとのこと。

電通ベンチャーズからの出資を受け、ロフォーコは公式Twitter上で「お互いに協力し合い、より素晴らしく、より楽しいゲームを作ることが待ち遠しいです」とコメントしています。

若年層に人気のゲームプラットフォーム

Robloxは、世界的な人気を得ているオンラインゲームプラットフォームです。専用ゲームエンジン「Roblox Studio」でプレイヤー自身がゲームを制作できるほか、他のプレイヤーが作ったゲームを楽しむことも可能です。

ユーザー層の大半を24歳以下が占めていることから、若年層へのPRを目的とした企業コラボが続々と進んでいます。最近では、セガの人気シリーズ「ソニック」の公認ミニゲームのリリース、Burberry(バーバリー)やGAPなどのファッション分野とのコラボ企画やゲームなどが発表されています。

(参考)電通ベンチャーズ 


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード