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VR向けグローブ、人工腱で指に“張り”や圧力を再現

VRコンテンツを体験すると、思わず目の前のコンテンツに手を伸ばして触りたくなるときがあります。CES 2018でContact CI社が展示した触覚フィードバック手袋「Maestro」はVR空間での触覚フィードバックを実現することを目的として開発されたデバイスです。米メディアUploadVRの記者が体験したレポートが公開されています。

Contact CI社が開発する触覚フィードバック手袋「Maestro」

2014年にシラキュース大学の学生が創業したContact CI社は、1月初旬に行われたCES2018で触覚フィードバックを実現する手袋「Maestro」を展示しました。Contact CI社によると、「Maestro」は張力や圧力、固い面から押し返される感覚などが再現できるとしています。

電気で動かす人工腱と振動デバイスを搭載した手袋「Maestro」

「Maestro」は、手元にベースボックスがあり、グローブの各種制御を担っています。特徴的なのは、各指に沿って配置されている電気で動かすことのできる人工腱です。この人工腱を制御し各指が曲がるときに自由に抵抗を作り出すことができます。さらに、指の先端部には振動デバイスが付いておりこれらを合わせて触覚を作り出しています。

体験した記者によると、VRの中に自分の手を模したデジタルな手があり、VR中でボタンを押すデモを行った際、バーチャルのボタンを押してそのまま通り抜けようとしたとき、確かに抵抗を感じたとのことです。さらに、VRヘッドセットによる視覚表現と、手袋の触覚フィードバックによって、無意識に「ボタンを押す以上には通り抜けないように」手を止めたことにとても驚いた、と記しています。

VRヘッドセットメーカーなどとの連携を模索

体験時は、指の動きの反映があまり上手くいっていなかったり、体験する際には調整が必要であり、簡単に体験するのはなかなか難しいというところ。Contact CI社は従業員が10名未満で規模が小さく、現時点でコンシューマ向けの製品開発を行う予定はないとのことで、各ヘッドセットメーカーなどと協業して触覚デバイスのソリューションを提供することを検討しています。

(参考)
Maestro glove hands-on: Facebook, HTC should take note of Contact CI’s haptics / VentureBeat(英語)
https://venturebeat.com/2018/01/14/maestro-glove-hands-on-facebook-htc-should-take-note-of-contact-cis-haptics/

Contact CI公式サイト(英語)
https://contactci.co/

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