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活用事例 2021.12.22

ボーイング社、バーチャル空間上での飛行機製造を模索か

民間航空機と防衛・宇宙・セキュリティシステムの製造で知られるボーイング社が、航空機の製造にバーチャル空間を活用する意向であると、ロイターが報じています。

KYOTO CG ART CONTEST
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HoloLens 2を利用してバーチャル3D空間で作業

ロイターによれば、ボーイング社はマイクロソフトのMRデバイス「HoloLens 2」を採用。ロボティクス技術と組み合わせたバーチャル空間上での作業システムを構築するとのこと。バーチャル空間では航空機の3DCGモデルの制作、およびシミュレーションを実行できるようにするとのことです。

ボーイング社のチーフエンジニアであるグレッグ・ヒスロップ(Greg Hyslop)氏はロイターのインタビューに対し、ボーイング社の品質問題の70%以上は何らかの設計上の問題に起因しているとコメント。新システムの導入により、作業の効率化、品質の向上、コミュニケーションの改善、問題発生時の対応力向上が期待できるとしています。

すでに実際の活用事例も

ボーイング社ではすでにHoloLens 2の利用を進めており、ボーイング767のタンカー部の配線図を3DCG化して作業した結果、90%の品質向上が見られたとしています。また、ボーイング777Xの製造では、工場のレイアウトとロボットの最適化を初めてデジタルで行ったということです。

(ボーイング社のボーイング777ファミリーの新シリーズ「777X」)

(参考)ロイター

(2021/12/22/20:15……記事中に誤りがあったため、「飛行トラブルについて未然に防ぐ」などを削除)


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