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開発 2020.03.27

アップルが「ARKit3.5」をリリース、LiDARで精度向上

アップルは、iOSおよびiPadOSのAR機能「ARKit」の新バージョン、「ARKit3.5」を発表しました。3月18日に発表された新型iPad Proの「LiDARスキャナー」に対応、さらにハイクオリティなARを実現します。

LiDARスキャナーとは

「LiDARスキャナー」は、新型iPad Proの背面カメラに搭載されています。「LiDAR」は「Light Detection And Ranging」の略で、光を使って距離や深度を測定することが可能です。これにより空間認識の精度が向上、「これまでにないレベルのAR」実現を謳っています。

 

「ARKit3.5」の特長

「ARKit3.5」には 下記のような特長があります。

シーン・ジオメトリー

ユーザーのいる空間について、トポロジカル・マップが作成できます。床や天井、置いてある椅子といった物体をラベリング。より詳細な情報をARに付与します。

素早いAR生成

LiDARスキャナーにより、瞬時に空間を認識、ARオブジェクトの設置が可能になります。iPad Proを使えば、ARKitベースのアプリはすべて自動的に対応します。

モーションキャプチャとヒューマン・オクルージョン機能の改善

深度や高さ情報の推計精度が向上し、ARKit3で搭載されたこれらの機能が改善されました。ARKitベースのアプリであれば、やはりコード変更の必要なく対応します。

(参考)Apple Developer


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