ウィーンのスタートアップCybershoes GmbHが、クラウドファンディングサイトIndiegogoを利用した資金調達を開始しました。同社はVRとの併用を想定したサンダル型デバイス「Cybershoes」の開発を進めている企業です。今回のクラウドファンディングでの目標調達額は3万ドル(約330万円)。調達された資金は「Cybershoes」の制作に使用されます。
「Cybershoes」は両足に履き、歩くように足を動かすことで、VR内での移動を実現するサンダル型のデバイスです。最大の特徴は足に装着するデバイスだけで済むというその手軽さ。「Cybershoes」の裏側にはローラーが装着されており、このローラーの回転で足の移動量を検知。VR内での移動を実現します。
以前にもクラウドファンディングで成功
Cybershoes GmbHは以前にもクラウドファンディングを行い、成功を収めています。2018年10月、同社は「Cybershoes」開発のために、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を行いました。
Kickstarterでの資金調達は調達開始から24時間以内に、目標額の3万ユーロ(約380万円)の3倍以上、約10万ユーロ(約1,200万円)を調達する成功を収めました。出資者からの出資はその後も集まり続け、2018年11月1日のクラウドファンディングの終了時までに、Cybershoes GmbHは、約21万ユーロ(約2,600万円)の資金調達に成功しました。
4つの出資コースが存在
2019年2月現在、Indiegogoの「Cybershoes」用のキャンペーンページでは、4つの出資コースが用意されています。出資コースの詳細は以下の通りです。
出資コース一覧
・EARLY BIRD x1:「Cybershoes」本体、専用カーペット、専用の椅子(黒色)、ドングル、USB型充電器とケーブル。
・CYBERSHOES GAMING STATION:「Cybershoes」本体、専用カーペット、専用の椅子(赤色)、ドングル、USB型充電器とケーブル。
・EARLY BIRD x2:「Cybershoes」本体、専用カーペット、専用の椅子(黒色)、ドングル、USB型充電器とケーブル。それぞれ2セット
・CYBERSHOES ARCADE STATION:「Cybershoes」本体、ドングル、専用カーペット(プロ仕様)、USB型充電器とケーブル、専用の椅子(プロ仕様)、ガスリフト、カーペットの下に敷く鉄製の板。
2019年2月5日現在、「Cybershoes」の出資コースには、すべて早期出資割引が付与されています。EARLY BIRD x1とCYBERSHOES ARCADE STATIONは先着99名まで、EARLY BIRD x2は先着49名までが早期出資割引を利用可能です。CYBERSHOES GAMING STATIONは先着で149名までが、早期出資割引を利用できます。
早期出資割引が適応された場合、EARLY BIRD x1は269ドル(約3万円)、CYBERSHOES GAMING STATIONは299ドル(約33,000円)EARLY BIRD x2は499ドル(約55,000円)、CYBERSHOES ARCADE STATIONは669ドル(約74,000円)で購入可能です。
(参考)Road to VR
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