11月も残り僅かとなった第4週、新型のヘッドセットの開発者版やデバイスが発売間近となりました。まだまだ新しいヘッドセットの開発が続く中ですが、以前より注目度の高かったデバイスが複数登場するということで、話題を集めています。
今回発表されたのは水平視野角210度を誇るVRヘッドセット「StarVR」の開発者版。12月初旬から発売開始予定となっています。また、VR体験に様々な匂いを加えるデバイス「VAQSO VR」の開発者用キットも、2018年11月21日から開発者版が発売されました。
そのほかには企業の意識調査にて9割の企業が「VR体験を利用した物件購入は役に立つ」と回答するなど、VR技術を利用した効果が認められはじめています。
本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。
超広視野角VRヘッドセット「StarVR One」開発者向け国内販売開始、12月
株式会社エルザジャパンは、水平視野角210度を誇るVRヘッドセット「StarVR」の新型モデル「StarVR One」の開発者向け販売を2018年12月初旬に開始します。日本国内における想定販売価格は445,000円(税抜)です。
「StarVR One」は非常に広い視野角やアイトラッキングシステムを搭載。個人向けではなく、企業やアミューズメント向けのヘッドセットとなっています。
VR匂いデバイス「VAQSO VR」の開発者版が発売、999ドルで
VAQSO inc.はVR体験に匂いを加えるデバイス「VAQSO VR」の開発者用キットを、本日2018年11月21日より、VAQSOの直販サイトにて発売します。価格は999ドル(税別)。出荷は11月末より開始予定です。
全15種類の匂いの中には、コーヒーやカレーといった食品の匂い、火(火薬)や土などの環境系の匂いに加えて、ゾンビの腐敗臭や女性が振り向いた際のシャンプーの香りといった、ユニークなものも用意されています。
企業の意識調査に9割が「物件購入にVRは役立つ」回答
VRを活用した不動産内見システムを開発・提供する株式会社スタイルポートは、VR内覧サービスを体験した消費者を対象とした意識調査を実施し、その結果を発表しました。調査によれば、90.8%の人がVR内覧によりマンション購入意欲が高まるという結果となったとのこと。VR活用の広がりを感じさせます。
お正月にVTuberらが歌を競う「NHKバーチャルのど自慢」放送決定! キズナアイやミライアカリ、電脳少女シロ、月ノ美兎ら出演
日本放送協会(NHK)は総合テレビにて、VTuber(バーチャルYouTuber)らが自慢の歌声を披露する「NHKバーチャルのど自慢」を放送します。日時は2019年1月2日(水)の夜11時35分から深夜0時20分まで。出演者はキズナアイを筆頭に、ミライアカリ、電脳少女シロ、月ノ美兎など、多数の人気VTuberが発表されています。