ブラジル最大の民間銀行であるItaúは、監視スタッフのトレーニング方法を強化するためにAR技術の運用を始めました。ARグラスを使い、業務のシミュレーションなどを行います。
ゲーム要素を持たせてトレーニングを促進
今回導入された技術は、スタッフを危険にさらすことなく危険な状況のシミュレーションを可能にし、シナリオ作成の柔軟性に対応するためのもの。トレーニングでは従業員はARグラスを着用し、日常業務で発生しうる状況をシミュレーション体験します。難易度や習熟度に応じてポイントを獲得できるなど、トレーニングにはゲーム要素もあります。
トレーニングにAR技術を活用することについて、同銀行は「内容をより徹底的かつディティールの細かいものにできることに加え、実際の業務や顧客対応に影響を与えずに訓練できることが大きい」としています。
(参考)ZDNet、Itau公式サイト(英語)